高橋義夫さんの『花輪大八湯守り日記 湯けむり浄土』を読み始めた。新庄領外れの山深い湯治場・肘折(ひじおり)。具足術の名手で、二十歳の部屋住み・花輪大八は、私闘を咎められて、勘当同然にそこの湯守り役となった。湯守り役とは温泉を管理する村役で、収入は湯銭と酒代。
- 作者: 高橋義夫
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2006/05
- メディア: 文庫
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湯治場が舞台になる時代小説というと、池波正太郎さんの『闇の狩人』、出久根達郎さんの『安政大変』あたりが思い出される。シリーズものの主人公が湯治場を訪れるというパターンは珍しくないが、湯治場を管理する側から描くという趣向はユニークだ。
- 作者: 池波正太郎,蓬田やすひろ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2000/08/25
- メディア: 文庫
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- 作者: 出久根達郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/08
- メディア: 文庫
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肘折温泉郷
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