久しぶりに神田神保町界隈に行ってきた。お目当ては、2月にオープンして以来、その存在が気になっていた歴史時代書房「時代屋」である。場所は靖国通り沿いで小川町交差点からすぐのところ。ビルの1階と2階が店舗だった。
ちょうどGW期間中ということで、店頭で金魚すくいをやっていた。店内入ると、右手に時代小説の文庫本コーナー。書店に入ったときの習性で、まず、時代小説の品ぞろえをチェックした。文庫の店頭在庫数自体はそれほど多くない。やや大きめの書店並みかもしれない。しかし、著者別に並んでいるので本を探しやすい。絶版の本について、古書でカバーしているのが親切な感じがした。
ここで、都筑道夫さんの『魔海風雲録』と、えとう乱星さんの『総司還らず』を購入する。『魔海風雲録』は、真田十勇士が出てくる伝奇時代小説の名作といわれている作品。『総司還らず』も伝奇色の強い新選組もの。作務衣姿の男性店員がレジを担当していた。
1階の真ん中には新刊や雑誌、前田慶次(郎)関連本が陳列され、左手には歴史・時代小説の単行本が並んでいた。レジを挟んで店の奥にはフィギュアやゲームなど、歴史・時代劇マニアにたまらないものがあった。さらに奥にはコミックコーナーが。
1階から2階への階段の踊り場には鎧兜が鎮座。朱塗りの手すりが雰囲気を盛り上げる。出迎えた女性の店員さんの着物姿がまぶしい感じ。2階は落ち着いた感じで、映画やテレビのDVDコーナーや、大河ドラマ「功名が辻」のコーナーなど。また、歴史関連の書物が日本の古代から江戸、近代まで、三国志や韓国、世界の歴史書も取りそろえている、守備範囲が広い。
休日の昼どきだったせいか、店内はあまり混雑していないで見やすかった。気になるものが多くて目移りしてしまった。長時間いても飽きない感じで、また行こうと思った。次回は2回の茶屋でゆっくりお茶もしたいし、女将にも会いたいな。
歴史時代書房 時代屋
- 作者: 都筑道夫
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- 作者: えとう乱星
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