御書物同心日記 (虫姫) (2)

本好きの割りに、絶版や品切れの本以外は古本を利用することが少ない。今まで、ブックオフを使ったこともないというか、店に入ったことがない。もっとも近所になかったということもあるが…。

そんな具合で、古本屋というか古書店の商売のやり方について、いまひとつピンと来なかった。『御書物同心日記虫姫 (講談社文庫)』を読んでいたら、江戸の古書の世界が詳しく描かれていて断然興味がわいてきた。ガーデニングの実用本に美本が少ないとか、探本と糴取師（せどりし。他の古本屋を回って安い本を抜き買いし、それを同業に納め、口銭で食っている古本屋の便利屋で仕入れ役でもある）のメカニズムとか、面白い。

そんな折に、気になる本。『Amazonマーケットプレイス徹底活用』を見つけた。Amazonのフリーマーケット的古本出品システム「Amazonマーケットプレイス」を徹底活用して、副収入を得ようという趣旨の本らしい。ネット古書店をやるには、古物商の免許が必要だったり、素人がいきなりやるにはリスキーだが、このぐらいならできそうと思わせてしまうのがミソの副業入門書だ。

Amazonマーケットプレイス徹底活用