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非道、行ずべからず(2)

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今、『非道、行ずべからず (集英社文庫)』を読んでいる。作者の松井今朝子さんは、松竹で歌舞伎の企画や製作に携わった後に、『仲蔵狂乱 (講談社文庫)』で第8回時代小説大賞(この賞は残念ながら現在はない)を受賞した時代小説作家。芝居小屋の様子や役者の心理、狂言作者の作劇術など、ディテールがリアリティがあって大いに楽しめる。

文化六年元旦、中村座が炎上し、焼け跡から身元不明の変死体が見つかる。劇場主の十一代目中村勘三郎は、正月興行に水をさされる。折しも、稀代の女形三代目荻野沢之丞の跡目をめぐって役者たちの確執が…。

早く続きを読まなくっちゃ。

必見!★松井今朝子さんの公式ホームページ

松井今朝子ホームページ
公式サイト。「今朝子の晩ご飯」「プロフィール」「ブックリスト」「作品紹介」など

ほぼ毎日更新されている「今朝子の晩ごはん」のコーナーが、おいしそうな写真とともに献立が紹介されていて、食欲をそそられる。もちろん、著作の紹介もあって次に読む本が見つかる。

仲蔵狂乱 (講談社文庫)

仲蔵狂乱 (講談社文庫)

下積みから千両役者になった初代中村仲蔵の波乱に満ちた生涯を描く感動作。歌舞伎の世界をわかりやすく紹介してくれる作品でもある。

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