2019年3月11日から3月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2019年3月の新刊 中」を掲載しました。
今回は新刊の刊行ラッシュで、ファンとしてはどれから読み始めるか、大いに迷うところです。
光文社文庫から刊行される、須賀しのぶさんの『くれなゐの紐』を取り上げてみたいと思います。
著者は、第二次世界大戦のポーランドを舞台に描いた『また、桜の国で』、ベルリンの壁崩壊直前の冷戦下の東ドイツを舞台にした『革命前夜』などで、注目されています。
祝言の前日に自殺を装ってまで姿を消した姉を追い、浅草にやってきた仙太郎は、六区を牛耳っているという男子禁制の少女ギャング団・紅紐団の団長・操に捕まってしまう。姉を捜すため、特例での入団を志願する仙太郎に、操は厳しい入団試験を課した――。魅力溢れる大正末期の浅草と、強く美しく、くせ者揃いの団員たち。仙太郎は、ぶじ姉と再会することができるのか!?
(Amazon Kindle版紹介文より)
本書は、大正末期の浅草を舞台に描いた、ロマンあふれるエンターテインメント青春時代小説です。
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『くれなゐの紐』(須賀しのぶ・光文社文庫)
『また、桜の国で』(須賀しのぶ・祥伝社)
『革命前夜』(須賀しのぶ・文春文庫)