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「2018年3月の新刊 下」をアップ

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北の武士たち・狼奉行 - 傑作時代小説集2018年3月21日から3月31日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2018年3月の新刊 下」を掲載しました。

中公文庫から高橋義夫さんの『北の武士たち・狼奉行 – 傑作時代小説集』が刊行されます。

第106回(1991年下半期)直木賞を受賞した「狼奉行」をはじめ、書き下ろし短篇2編を加えた文庫オリジナル作品集です。

雪深い地に赴任した祝靱負は、藩政から遠ざけられたことに失望し、鬱屈の日々を送る。だが、山暮らしにも慣れ、愛着を覚えてきた頃に、突然藩の内訌に巻き込まれ、山の民を守るために刀を取った……。

出羽の地に生きる、武士の矜恃を描いた中篇小説です。
この作品を読んだのは20年以上前なので、久しぶりに読み返してみたくなりました。

高橋義夫さんは山形市在住で、著作には「御隠居忍法」「花輪大八湯守り日記」「けんか茶屋お蓮」などのシリーズがあります。

『闇の葬列―広沢参議暗殺犯人捜査始末』や『黄塵日記』など、初期の作品もジャーナリスティックな時代ミステリー仕立てになっていて面白かったです。復刊してほしい作品です。

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『北の武士たち・狼奉行 – 傑作時代小説集』(高橋義夫・中公文庫)
『御隠居忍法』(高橋義夫・中公文庫)
『花輪大八湯守り日記』(高橋義夫・中公文庫)Kindle版
『けんか茶屋お蓮』(高橋義夫・中公文庫)

→2018年3月の新刊 下

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