2018年2月1日から2月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2018年2月の新刊 上」を掲載しました。
今回取り上げるのが、光文社文庫です。
あさのあつこさんの『地に巣くう』が刊行されます。
剣呑で歪で異様な気配を纏う、北定町廻り同心・木暮信次郎と小間物屋主人・遠野屋清之介。互いの存在に揺さぶられ、激しい情動に疼く二人。突然襲われ怪我をした信次郎は、岡っ引き伊佐治とともに、ひとりの男の死から、二十年前に遡る今は亡き父・右衛門の真実と闇に迫る。同じ同心として生きた父と息子。男は己の父とどう向き合うのか。
(単行本の紹介文より)
傑作捕物小説『弥勒の月』から始まる、「弥勒」シリーズの第6作目です。
北町奉行所定町廻り同心木暮信次郎と、小間物問屋「遠野屋」主人・清之介、因縁ある二人が絡み合うとき、事件が大きく動きます。二人の奇妙な関係から目が離せない、サスペンス時代小説です。
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『弥勒の月』(あさのあつこ・光文社文庫)
『地に巣くう』(あさのあつこ・光文社文庫)