2017年7月11日から7月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2017年7月の新刊 中」を掲載しました。
今回は光文社文庫に注目しています。
辻堂魁さんの『夜叉萬同心 もどり途』は、目的遂行のためには手段を選ばぬやり方から、「夜叉萬」と呼ばれ密かに恐れられている、北町奉行所の隠密廻り方同心、萬七蔵が活躍する、捕物シリーズです。
『冬かげろう』『冥途の別れ橋』『親子坂』『藍より出でて』と続くシリーズ第5作で、光文社に出版元を移してから初めての新作書下ろしです。
ベスト文庫から学研M文庫、そして光文社文庫と、レーベルは変わりましたが、「夜叉萬」に再会できるのがうれしいです。
犬飼六岐さんの『逢魔が山』は、戦国時代の四国を舞台に、雑兵に拉致された子供たちが、もののけが棲むという不吉な「逢魔が山」へ張り込んでいく、冒険譚。
上田秀人さんの『覚悟の紅 御広敷用人 大奥記録(十二)』は、御広敷用人の水城聡四郎が活躍するシリーズ最新作です。
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『夜叉萬同心 冬かげろう』第1作
『夜叉萬同心 冥途の別れ橋』第2作
『夜叉萬同心 親子坂』第3作
『夜叉萬同心 藍より出でて』第4作
『夜叉萬同心 もどり途』第5作
『逢魔が山』(犬飼六岐)
『覚悟の紅 御広敷用人 大奥記録(十二)』(上田秀人)