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『文蔵 2017.6』の特集は、小説でよみがえる「近代日本」

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『文蔵 2017.6』『文蔵 2017.6』(PHP研究所・PHP文芸文庫)の特集は、電車、政治、経済、技術、文化 小説でよみがえる「近代日本」 です。

文芸評論家の末國善己さんが、《政治家・官僚》国家の危機を救った人物たち、《実業家》一代で財を築いた男の生きざま、《技術・文化》国家的イノベーションへの道のり、《女性》時代を駆け抜けたパワフルなヒロインたち、と4つのテーマで、「すごい日本人」がわかる名作12編をガイドします。

明治時代から太平洋戦争まで、日本の近代化を進めた人物たちの生涯を描いた作品を紹介しています。

戦争屋と世間に罵られながらも大倉財閥を築いた大倉喜八郎の生涯を描く『怪物商人』や、日本の鉄道の父と呼ばれている井上勝の評伝『クロカネの道』の著者・江上剛さんの特別寄稿も掲載しています。

時代小説を通して江戸の時間に身をおくことが多いですが、ときにはその後の世界をのぞいてみることも悪くないなあと思いました。

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『文蔵 2017.6』(PHP文芸文庫)
『怪物商人』(PHP文芸文庫)
『クロカネの道』(PHP研究所)

⇒『文蔵』ホームページ