『文蔵 2015.9』(PHP研究所・PHP文芸文庫)は、ミステリーから時代小説、お仕事小説まで 「相棒小説」の魅力を探る。
互いに正反対の性質を持っていたり、思いがけない相手と運命を共にすることになったりと、ときに反発しながらも絆を深める過程が魅力の、相棒=バディものです。作家周木律さんのインタビューのほか、末國善己さんによるブックガイドが読みどころです。
ブックガイドでも紹介されている、五十嵐貴久さんの『相棒』が時代小説ファンにはおすすめです。幕末二大スター、坂本龍馬と土方歳三が相棒となって徳川慶喜を狙撃した犯人を捜索するという奇想天外な設定が楽しめます。
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『文蔵 2015.9』(PHP文芸文庫)
『相棒』(五十嵐貴久・PHP文芸文庫)