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江戸版「家政婦は見た!」 渡り女中が見た武家屋敷の裏側

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江戸屋敷渡り女中お家騒動記 花嫁衣裳桑島かおりさんの『江戸屋敷渡り女中お家騒動記 花嫁衣裳』が大和書房のだいわ文庫より刊行されました。

時は天保。菊野は、一年前に「蛮社の獄」をきっかけに、町医者として働くことを止めてしまった年下の夫に代わり、女中奉公をして家族の暮らしを支えている。かつて京の公家屋敷で奉公していたことがあり、面倒見がよくておせっかいなところがあり、奉公先の騒動にたびたび首を突っ込む……。

渡り女中が主人公で、江戸版「家政婦は見た!」という設定にそそられます。菊野の夫・藤吾が「蛮社の獄」をきっかけに働けなくなったというところも気になります。

著者の桑島さんは、作家・文芸評論家・出版プロデューサーの榎本秋さんの教え子で、作品には『口入れ屋お千恵繁盛記』シリーズがあります。

→大和書房・だいわ文庫|江戸屋敷渡り女中お家騒動記 花嫁衣裳