歴代の入賞者に、富樫倫太郎さん、岩井三四二さん、柳蒼二郎さんらを輩出し、第18回からは、『洛中洛外画狂伝』の谷津矢車さん、『天を裂く 水野勝成放浪記』の大塚卓嗣さんがデビュー。
第19回(2013年)の歴史群像大賞入賞作品、箕輪 諒(みのわ・りょう)さんの『うつろ屋軍師』が刊行されました。。
信長5大将で唯一、大名として残った丹羽家のサバイバルストーリーをテーマにした、戦国時代小説。信長の重臣として「米のように欠かせない男」と言われた丹羽長秀。清州会議で秀吉を支持し、越前・若狭・加賀で百二十三万石の大封を得ながら、長秀の死後に四万石へ大減封。
理不尽に減封されて、風前の灯となった丹羽家に残されたのは、家中も「空論屋(うつろや)」と呆れる新米家老・江口正吉(えぐちまさよし)と、城オタクで人の好い若殿丹羽長重だった……。
学研パブリッシングから、またまた、楽しみな時代小説の新人がデビューしました。