2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

「時代小説●2025年4月中旬の新刊情報(文庫)」を公開

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『皆ごろしの城 謙信を狙う姫』|風野真知雄|祥伝社文庫

皆ごろしの城 謙信を狙う姫2025年4月11日から4月20日に刊行予定の文庫新刊情報として、 「2025年4月中旬の新刊(文庫)」を公開いたしました。

今回特に注目したいのは、風野真知雄(かぜの・まちお)さんによる文庫書き下ろし歴史小説『皆ごろしの城 謙信を狙う姫』(祥伝社文庫)です。

「耳袋秘帖」シリーズや「わるじい」シリーズなど、多くの人気時代小説を手がける著者による、戦国歴史エンターテインメントの新作です。

あらすじ
武州・騎西城は四方を沼に囲まれた難攻不落の城。関東における上杉・北条両勢力の境界に位置していました。 永禄六年(1563年)、城主・小田家国が北条方に与したことで、上杉輝虎(後の謙信)は激怒し、大軍を率いて騎西城へ攻め込みます。 奇策で沼を突破した輝虎は、籠城する六百名を次々に斬り捨てていきました。 城主の娘・月乃は、燃え盛る城を背に、槍の名手・五郎太とともに脱出。やがて彼女の胸には、謙信への復讐心が芽生えていきます――。

(『皆ごろしの城 謙信を狙う姫』(祥伝社文庫) Amazonの紹介文より抜粋・編集)

読みどころ
風野真知雄さんは、近年ではユーモアあふれる時代小説シリーズで人気を博していますが、もともとは硬派な歴史小説の名手です。

鳥居耀蔵の晩年を描いた『黒牛と妖怪』第17回歴史文学賞を受賞しデビュー。
忍城の攻防を描いた『水の城 いまだ落城せず』は、『のぼうの城』と同じ題材を先駆けて扱い、高く評価されました。
また、佐々成政による冬の飛騨山脈越えを描いた『沙羅沙羅越え』では、第21回中山義秀文学賞を受賞しています。

本作の舞台は、戦国時代の騎西城(きさいじょう。現在の埼玉県加須市)。四方を沼に囲まれた難攻不落の城という点から、『水の城』の忍城を彷彿とさせます。

名将・上杉輝虎(謙信)がどのようにこの城を落としたのか。
そして、城主の娘・月乃がいかにして城を脱し、復讐心を募らせていくのか。
史実を背景にしつつ、どのようなドラマが展開するのか――読者の期待が高まる歴史エンターテインメントです。

時代小説●2025年4月中旬の新刊情報(文庫)
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今回ご紹介した本



風野真知雄|時代小説ガイド
風野真知雄|かぜのまちお|時代小説・作家1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒業。1992年に、「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞しデビュー。2015年に、「耳袋秘帖」シリーズで第4回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を、『沙羅沙羅越...