2025年1月16日、御茶ノ水の日販本社「オチャノバ」で開催された 第23回 本にかかわる人の交流会@日販本社 に参加しました。
この交流会は、作家、イラストレーター、漫画家、編集者、取次(本の流通業者)、書店員、書評家、読者など、さまざまな形で本にかかわる人々が集う場です。
以前から興味があり、今回が初めての参加でした(昨年、横浜での交流会には家族のコロナ感染により無念のキャンセル)。初参加ということで、どう振る舞えばよいのか不安でいっぱいでしたが、温かく迎えていただき、多くの方とお話しすることができました。
楽しみにしていたことが二つ
一つ目は、時代小説家の 鈴木英治さん と 秋山香乃さん にお目にかかること。
特に鈴木英治さんからは、時代小説の出版事情についてのお話を伺い、その厳しい現状に驚かされました。
また、異世界小説家の 平尾正和さん/ほーちさん も加わり、コミック化が盛んなライトノベル業界の状況を教えていただき、羨ましくも感じました。
二つ目は、前日「ほんまる」で手に入れたばかりの ブックレット『とらの巻 「虎に翼」によせて』 の著者が大勢参加されていると聞き、ご挨拶することを密かに期待していたことです。
朝ドラ「虎に翼」のファンブック『とらの巻』
私も朝ドラ 「虎に翼」 に夢中になり、放送中は毎日、Xでの #虎に翼 のつぶやきを楽しみにしていました。
そんな「虎に翼」の世界をさらに深く味わえるのが 『とらの巻』。執筆者それぞれの個性が光る楽しい内容で、何度もドラマの場面を思い出してウルッとしてしまいました。
とらの巻 「虎に翼」によせて
収録内容と執筆陣:
「虎に翼」の世界をもっと楽しむためのブックレビュー
れなさん
作家たちの間で幸せ感いっぱいの「とらつば」本の書評。
月と鴉
佐々木禎子(ささき・ていこ)さん
桂場等一郎の長官室で妄想した掌編。
とらつば聖地巡礼ガイド ~都心編~
和泉桂(いずみ・かつら)さん
次は日比谷界隈の聖地巡礼がしたい!
マッチ売りの少年
金子ユミさん
上野の浮浪児を描いた短編。山田轟法律事務所へのオマージュ。
五才の夏
天野頌子(あまの・しょうこ)さん
戦争の記憶と原爆の思い出の聞き書き。胸に迫る作品。
人生に必要なことは、だいたい「とらつば」に学んだ。56歳男子。
塩澤快浩(しおざわ・よしひろ)さん
ドラマ放送時の記憶が鮮やかによみがえる朝ドラ日記。
60ページのコンパクトなブックレットながら、多彩な執筆者の思いが詰まった、まるで玉手箱のような一冊です。
交流会で感激のサインGet!
この交流会には執筆者6名のうち4名が参加されており、何とサインまでいただくことができました。感激のひとときでした!
当日の様子
当日は80名以上の方が参加されました。全員とはお話しできませんでしたが、時代小説家の中岡潤一郎さんをはじめ、多くの方と交流することができました。ご挨拶できなかった方々には申し訳なく思います。また次回、ぜひお話しさせてください。
本好きという共通の話題がある場は、本当に素晴らしいですね。幸せな気持ちで家路につきました。
素敵な会を企画して、開いてくださったみなさん、ありがとうございました。
また、次回の交流会に参加したいと思います!