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【新着本】小杉健治『不始末 春待ち同心(三)』

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不始末 春待ち同心(三)|小杉健治|コスミック・時代文庫

春待ち同心【三】不始末 (コスミック時代文庫)本書は『縁談』『破談』と続く、「春待ち同心」シリーズの第3作目です。

あらすじ

縁談相手・百合からの破談の申し入れは撤回されましたが、北町奉行所定町廻り同心・井原伊十郎に新たな厄災が降りかかります。幼子を抱いた若い女が現れ、その子の父親が伊十郎だと告げるのです。身に覚えのない伊十郎は周囲に潔白を訴えるも、女遊びのツケとみなされ信用されず、責任を取るよう周囲から責められる始末。行くあてのない母子を一時的に引き取ることにしましたが、その噂は瞬く間に広がって――。
一方、江戸を騒がす女盗っ人「ほたる火」は、浮世絵にもなるほどの人気を集めていました。伊十郎がその絵を目にした瞬間、息を呑みます。それは懇意にしている音曲の師匠・おふじにそっくりだったからです。やはりお前が犯人なのか――。自分も周りも疑惑だらけの中、伊十郎は真実に辿り着けるのでしょうか!?
(※カバー・帯の紹介文より編集・抜粋)

春待ち同心 人物相関図主人公・井原伊十郎は、北町奉行所定町廻り同心で腕利きながら、独り身の気軽さから女性にだらしない生活を送っていました。そんな中、上役から絶世の美女である旗本の娘・百合との縁談話が持ち込まれ、伊十郎は百合に一目惚れします。結婚したいと上役に訴える一方、妖艶な音曲の師匠・おふじとも気が合い――。

装画を手掛ける丹地陽子さんによる人物相関図も魅力的で、シリーズの魅力がさらに引き立ちます。

今回取り上げた本



不始末 春待ち同心(三)

小杉健治
コスミック出版 コスミック・時代文庫
2024年11月25日初版発行

カバーイラスト:丹地陽子

小杉健治|時代小説ガイド
小杉健治|こすぎけんじ|時代小説家・ミステリー作家 1947年、東京生まれ。 1983年、「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。 1988年、『絆』で第41回日本推理作家協会賞を受賞。 1990年、『土俵を走る...