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「時代小説●2024年9月上旬の新刊情報(文庫)」をアップ

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『蔦屋の息子 耕書堂商売日誌』|泉ゆたか|PHP文芸文庫

蔦屋の息子 耕書堂商売日誌2024年9月1日から9月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2024年9月上旬の新刊(文庫)」を掲載しました。

今回は、泉ゆたかさんの時代小説、『蔦屋の息子 耕書堂商売日誌』に注目しています。

2025年度のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の放送開始に向けて、主役の蔦屋重三郎に関心が集まっていく中で、後に二代目蔦屋重三郎に光を当てているところに、興味を覚えました。

父を亡くした十九歳の青年、勇助は、母と妹を養うため、蔦屋重三郎が営む書店・耕書堂で奉公することに。厭世的でどこか投げやりな勇助を何故か蔦屋は気に入り、「いずれ自分の養子(二代目蔦屋)にする」と言い出す。豪快な蔦屋のもとで働きながら、勇助は江戸の一癖も二癖もあるクリエイターたちと渡り合い、物語を書いてもらえるよう奔走し――。江戸のカリスマ出版人・蔦屋重三郎と青年による、熱いお仕事小説!

(『蔦屋の息子 耕書堂商売日誌』(PHP文芸文庫)Amazonの紹介より)

著者は、2016年に寺子屋の師匠を主人公にした『お師匠さま、整いました!』で第11回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。2019年には、『髪結百花』で第8回日本歴史時代作家協会賞新人賞および第2回細谷正充賞を受賞しました。時代小説のほか、現代小説でも活躍されている、気鋭の小説家の一人です。

デビュー作や受賞作の後も、江戸のお仕事小説とも呼べそうな時代小説を多数書かれています。本書も帯で「いま一番熱い江戸のお仕事小説」とキャッチフレーズが書かれていて、勇助の仕事ぶりや、蔦重からの承継がどのように描かれていくのか、興味が尽きません。

時代小説●2024年9月上旬の新刊情報(文庫)
時代小説●文庫新刊情報|2024年9月上旬の新刊(1日→10日) 2024年9月1日から9月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。 →...

■今回ご紹介した本



泉ゆたか|時代小説リスト
泉ゆたか|いずみゆたか|時代小説・作家 1982年、神奈川県逗子市生まれ。 早稲田大学大学院修士課程卒業。 2016年、『お師匠さま、整いました!』で第11回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。 2019年、『髪結百花』で第8回日本歴史時代...