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「時代小説●2024年8月上旬の新刊情報(文庫)」をアップ

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『写楽女』|森明日香|時代小説文庫

写楽女・下2024年8月1日から8月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2024年8月上旬の新刊(文庫)」を掲載しました。

今回は、2022年、第14回角川春樹小説賞受賞作を受賞した、森明日香(もりあすか)さんの時代小説、『写楽女(しゃらくめ)』に注目しています。

寛政六年の春。
地本問屋「耕書堂」に住み込みで奉公している女中のお駒は、店主・蔦屋重三郎のもと、日々忙しく働くある日、店の中に入っていく長身の男を見かけた。
その男は、写楽という蔦屋が抱える新しい絵師だった。
写楽の役者絵が店に並ぶと、今まで誰も見たことのない絵に、江戸中が沸いた。
讃辞と酷評入り混じる中、突然重三郎に呼ばれたお駒は、次に写楽が描く絵を手伝ってほしいと言われ……。
選考委員満場一致で受賞した、第十四回角川春樹小説賞受賞作、書き下ろしの外伝を加え、待望の文庫化。

(『写楽女』(時代小説文庫)Amazonの紹介より)

幻の作家、東洲斎写楽の謎には多くの作家が挑んできました。
本書では写楽の正体ばかりか、蔦屋重三郎の狙い、10カ月という短期間に集中して絵が描かれた理由など、写楽をめぐる謎が次々に明らかにされていき、引き込まれます。

著者は、2024年、文庫デビュー作で書き下ろしの『おくり絵師』で、第13回日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろし新人賞候補に選ばれています。
今後の活躍が期待される作家のひとりです。

★単行本刊行時のレビュー

幻の絵師写楽に恋心を抱く女と、時代を超える浮世絵の物語
『写楽女』|森明日香|角川春樹事務所 森明日香(もりあすか)さんの長編時代小説、『写楽女(しゃらくめ)』(角川春樹事務所)を紹介します。 東洲斎写楽は、寛政六年(1794年)五月から翌年の寛政七年(1795年)一月にかけての約10カ月という...
時代小説●2024年8月上旬の新刊情報(文庫)
時代小説●文庫新刊情報|2024年8月上旬の新刊(1日→10日) 2024年8月1日から8月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。 →...

■今回ご紹介した本


森明日香|時代小説ガイド
森明日香|もりあすか|小説家 1967年生まれ。福島県福島市出身。弘前大学卒業。 2017年、「お稽古日和」で第16回湯河原文学賞最優秀賞を受賞。 2022年、『写楽女』で第14回角川春樹小説賞を受賞しデビュー。 2024年、『おくり絵師』...