「時代小説●2024年7月中旬の新刊情報（文庫）」をアップ

『枕爭子　突撃清少納言』｜町井登志夫｜祥伝社文庫

2024年7月11日から7月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2024年7月中旬の新刊（文庫）」を掲載しました。

今回は、町井登志夫（まちいとしお）さんの時代小説、『枕爭子（まくらのそうし）　突撃清少納言』に注目しています。

著者は、1964年生まれ。1996年『電脳のイヴ』で第３回ホワイトハート優秀賞を、2001年『今池電波聖ゴミマリア』で第2回小松左京賞を受賞。『爆撃聖徳太子』や『諸葛孔明対卑弥呼』など、奇想天外な歴史エンターテインメント小説はクセになる面白さがあります。

中納言・藤原隆家は兄伊周とともに騒動を起こす。女性をめぐり諍いとなった法皇に矢を射たのだ。清少納言は、隆家の姉、中宮定子の願いを受け事の収拾に動くも、伊周と隆家は配流同然の憂き目に。だがその裏に、大陸の民・女真族の絡む秘密があった！やがて異族は大江山に潜んで京を脅かしはじめ……。清少納言の智謀と隆家の武。ふたつの矛で怒濤の外敵を迎え撃つ！
（『枕爭子　突撃清少納言』（祥伝社文庫）Amazonの紹介より）

清少納言、紫式部、和泉式部、小式部内侍……、平安王朝最高の才女たちが国難に立ち向かいます。
NHK大河ドラマ「光る君へ」で注目の集まる清少納言と藤原隆家が痛快至極な活躍を見せる、ぶっ飛び平安時代エンタメです。
主演ファーストサマーウイカさまなら、大江山の鬼にも突撃しそう、あぁ、楽しみな一冊。