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「時代小説●2024年7月上旬の新刊情報(文庫)」をアップ

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『江戸酒おとこ 小次郎酒造録』|吉村喜彦|PHP文芸文庫

江戸酒おとこ 小次郎酒造録2024年7月1日から7月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2024年7月上旬の新刊(文庫)」を掲載しました。

今回は、吉村喜彦(よしむらよしひこ)さんの時代小説、『江戸酒おとこ 小次郎酒造録』に注目しています。

著者は、大阪府出身で、京都大学を卒業後にサントリーの宣伝部などを経て、1997年から作家活動を始めている益。『ビア・ボーイ』(PHP文芸文庫)『バー堂島』(ハルキ文庫)など、お酒や酒場を扱った現代小説で活躍されています。
本書は、著者が初めて挑んだ時代小説(文庫書き下ろし)です。

灘の酒蔵から、訳あって江戸の酒蔵・山屋に修業に出された小次郎は、着いて早々に意気投合した浪人・龍之介とともに働きはじめる。ところが山屋は不注意から酒を腐らせてしまい、杜氏や蔵人たちが離反、江戸っ子からの信用も失った。再建を託された小次郎は、龍之介とともに新たな仲間を探し、斬新な酒造りで乾坤一擲の大勝負に挑む! 
時同じくして、生き別れた妻が江戸にいることを知った龍之介は……。

(『江戸酒おとこ 小次郎酒造録』(PHP文芸文庫)Amazonの紹介より)

時代小説に慣れていない方でも、著者が得意とする酒蔵を舞台にしているということで、違和感なく読めるのではないかと、期待している作品です。

酒を扱った時代小説では、新酒を江戸に運ぶレースを描いた、佐伯泰英さんの『新酒番船』(光文社文庫)が思い出されます。

時代小説●2024年7月上旬の新刊情報(文庫)
時代小説●文庫新刊情報|2024年7月上旬の新刊(1日→10日) 2024年7月1日から7月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。 →...

■今回ご紹介した本




吉村喜彦|時代小説ガイド
吉村喜彦|よしむらのぶひこ|作家 1954年、大阪生まれ。京都大学教育学部卒業後、サントリー宣伝部を経て、1997年に独立して作家に。 2024年、初の時代小説『江戸酒おとこ 小次郎酒造録』を刊行。 時代小説SHOW 投稿記事 著者のホーム...