『さまよえる神剣』|玉岡かおる|新潮社
2024年4月1日から4月末日の間に、単行本(ソフトカバー含む)で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2024年4月の新刊(単行本)」を掲載しました。
今月の新刊で注目しているのは、玉岡かおるさんの『さまよえる神剣』(新潮社)です。安徳天皇にまつわる落人伝説と、消えた剣をめぐる冒険と恋という、ワクワクさせる要素が詰まった歴史ロマンです。
「安徳帝は入水せず、三種の神器の剣とともに土佐山中に消えた」。伝承を信じて、後鳥羽上皇のため神剣探索の旅に出た忠臣・有綱。苦難の果てに帝一行が住み着いたという集落を発見するが、そこでは思いも寄らない運命が待ち構えていた。一人の若者の冒険と恋を通じて、日本史最大の謎に挑んだ著者新境地の長編歴史ロマン。
(『さまよえる神剣』Aazon内容紹介より)
多才な著者は、近年、歴史時代小説も手掛けていて、2022年には、『帆神 北前船を馳せた男・工楽松右衛門』で第41回新田次郎文学賞と第16回舟橋聖一文学賞を受賞されています。
時代小説★2024年4月の新刊情報(単行本)
単行本★時代小説新刊情報|2024年4月の新刊(1日→末日) 2024年4月1日から4月末日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書、古典日本文学の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介...
■今回取り上げた本
玉岡かおる|時代小説ガイド
玉岡かおる|たまおかかおる|作家 神戸女学院大学卒業。 1987年、『夢食い魚のブルー・グッドバイ』で第12回神戸文学賞を受賞し、単行本デビュー。 2008年、『お家さん』で、第25回織田作之助賞受賞。 2022年、『帆神 北前船を馳せた男...