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『文蔵2024.1・2』は、小説で読み解く紫式部と「源氏物語」

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『文蔵2024.1・2』|PHP文芸文庫

『文蔵2024.1・2』『文蔵2024.1・2』(PHP研究所・PHP文芸文庫)の特集は、帚木蓬生『香子』刊行開始記念! 小説で読み解く紫式部と「源氏物語」 です。

2024年の大河ドラマ「光る君へ」の放送開始にともない、今、『源氏物語』が注目されています。歴史時代小説も紫式部と藤原道長の時代を描いた作品が復刊も含めて多数刊行されます。

今月、帚木蓬生(ははきぎほうせい)さんが紫式部を主人公にした長編小説『香子1』(PHP研究所)を出版されました。『源氏物語』からペンネームを取られほど、作品に思い入れがある著者によるこの長編は全5巻からなる大河小説でもあります。
巻頭インタビューでは、執筆の動機や作品について、著者が語っています。

また、文芸評論家の末國善己さんによる、ブックガイドは来年の大河ドラマを楽しむための基礎知識を身に付けて、同時代を楽しめるおすすめ作品を紹介しています。

特集以外では、「話題の著者に聞く」のコーナーに、『松籟邸の隣人(一) 青夏の章』(PHP研究所)で、明治の大磯を舞台にしたミステリーを発表した宮本昌孝さん、『君が手にするはずだった黄金について』(新潮社)を書かれた小川哲さん、『でぃすぺる』(文藝春秋)の今村昌弘さんが登場し、それぞれ自作について語っています。ファンならずとも気になる話が読めます。

受賞作品が出なかった、今年度の第29回中山義秀文学賞の結果についても触れられていました。

最終候補作(3作品)
羽鳥好之さんの『尚、赫々たれ 立花宗茂残照』(早川書房)
仁志耕一郎さんの『咲かせて三升の團十郎』(新潮社)
赤神諒さんの『はぐれ鴉』(集英社)

文蔵

■今回取り上げた本







「文蔵」編集部|バックナンバーガイド
「文蔵」編集部|ぶんぞうへんしゅうぶPHP研究所が発行する、文庫版サイズの月刊の文芸誌。創刊号は2005年10月号。時代小説SHOW 投稿記事『文蔵 2018.11』の特集は、初めて読む時代小説 2018年10月17日『文蔵 2018.10...