「文人墨客」第11号|一般社団法人文人墨客
「文人墨客」第11号を一般社団法人文人墨客さんより、ご恵贈いただきました。
10月に発表された第6回「書評家・細谷正充賞」の受賞作品について細谷さん自身による総評と、作家および担当編集者のコメントを掲載しています。
細谷さんの総評コメントを読むと、受賞理由と読みどころがわかり、時代小説以外の作品についても読んでみたいと思いました。
また、作家と担当編集者両者のコメントを載せられていることで、制作秘話に触れることができて、作品への興味がさらに高まりました。
本号で、第6回「書評家・細谷正充賞」と並んで興味深くて面白かったのは、「細谷邸探訪」の記事でした。
20万冊超の蔵書が眠る、細谷さんのご自宅訪問ルポは必見です。
記事は写真と漫画で構成されていて、そのビジュアルも圧倒的です。
読書ファンや愛書家なら、いちいち引っ掛かってしまうポイントがいっぱいで、とても1日では見切れいほど。
1週間くらい泊まり込んで、これらの本に囲まれて至福の時を過ごしたいと思いました。
蔵書の数もべらぼうですが、年間5000冊という購入冊数も半端なく、ただただ圧倒されました。
世の中にこんなにおもしろいことが
山のようにあるのに
どうして興味を持たないでいられるのか
それが不思議!(「文人墨客」第11号より)
細谷さんの、本に対するあくなき探究心と愛がビシビシと伝わってきて、感動を覚えました。
この「文人墨客」第11号は、文人墨客さんのイベント出展時に、価格2,500円で購入可能みたいです。
表紙を見かけたら、ぜひ、手に取ってみてください。
■Amazon.co.jp
『名探偵の生まれる夜』(青柳碧人・KADOKAWA)
『未知生さん』(片島麦子・双葉社)
『レーエンデ国物語』(多崎礼・講談社)
『いつかみんなGを殺す』(成田名璃子・角川春樹事務所)
『侠』(松下隆一・講談社)