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『後宮小説』『陋巷に在り』の作家酒見賢一さん死去、59歳

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後宮小説 (新潮文庫)1989年に、『後宮小説』第1回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し作家デビューをした、酒見賢一(さけみけんいち)さんが2023年11月7日、呼吸不全のため死去されました。59歳でした。

『後宮小説』は、今や一大ジャンルとなった後宮小説の先駆けとなった作品で、1990年に「雲のように風のように」(監督鳥海永行)でアニメ化もされ、とにかく衝撃的で画期的でした。
中国の戦国時代を舞台にした『墨攻』や『陋巷に在り』など、史実を押さえながらも想像力を駆使して紡がれた物語は、記憶に深く刻まれた忘れらない作品です。

かつて作品に熱狂して読んでいた時期がありましたが、最近、作品を読む機会がなく気にかかっていました。
大学卒業後すぐにデビューされたので、まだお若かったのですね。
訃報を聞いても信じられず、淋しく、惜しい気持ちが募っています。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

出典:

エラー

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『後宮小説』(酒見賢一・新潮文庫)
『陋巷に在り(1~13)』KIndle版 合本版(酒見賢一・新潮文庫)
『墨攻』(酒見賢一・文春文庫)

酒見賢一|時代小説ガイド
酒見賢一|さけみけんいち|時代小説・作家 1963年、福岡県久留米市出身。愛知大学文学部哲学科東洋哲学専攻卒業。 1989年、『後宮小説』で第1回日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー。 1990年、『後宮小説』第102回直木賞の候補...