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「2023年11月の新刊(単行本)」をアップ

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『奥州狼狩奉行始末』|東圭一 |角川春樹事務所

奥州狼狩奉行始末2023年11月1日から11月末日の間に、単行本(ソフトカバー含む)で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2023年11月の新刊(単行本)」を掲載しました。

今月は、角川春樹事務所から刊行される、東圭一さんの時代小説、『奥州狼狩奉行始末』に注目。
本年度の第15回角川春樹小説賞を、選考委員の満場一致で受賞した作品です。

角川春樹小説賞|株式会社 角川春樹事務所 - Kadokawa Haruki Corporation
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技術立国へ舵を取った幕末の鍋島佐賀藩を描いた歴史時代小説『来世の記憶-鍋島佐賀藩の奇跡』を読んで以来、気になっていた作家で、今回の受賞と受賞作の刊行をとてもうれしく思います。

江戸時代、馬産が盛んな地域にとって、狼害は由々しき問題だった。
そのため、奥州には狼を狩る役――狼狩奉行が存在した。
その狼狩奉行に就くよう藩から申し渡された、岩泉亮介。
父が三年前に非業の死を遂げ、家督を継いだ兄も病で臥せっている。
家のため、命を受けた亮介だったが、今、狼の群れは「黒絞り」という見たこともない大きな頭目に率いられ、かつてないほどの狼害を引き起こしていた。
だが「黒絞り」を追う内に、父の死の真相、藩の不正問題にまで繋がり……。
狼狩を通じて描かれる、自然と人。
時代小説に新風を吹き込む静謐な世界。

(『奥州狼狩奉行始末』Amazon内容紹介より)

物語は、馬産が盛んな奥州を震撼させた狼の害をテーマに、若き藩士が狼を狩る役、狼狩奉行に就き、奮闘する物語。

現在の熊に被害が北海道から東北地方など広く顕在化し、住民に脅威を与えている問題を想起します。
狼と闘い、自然と人の対峙など、読みどころが多くあって、読む前からワクワク感が止まりません。

単行本★2023年11月の新刊
単行本★時代小説新刊情報|2023年11月の新刊(1日→末日) 2023年11月1日から11月末日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページに...

■Amazon.co.jp
『奥州狼狩奉行始末』(東圭一・角川春樹事務所)
『来世の記憶-鍋島佐賀藩の奇跡-』(東圭一・佐賀新聞社)

東圭一|時代小説ガイド
東圭一|あずまけいいち|時代小説・作家 1958年、大阪市生まれ。神戸大学工学部卒。 2012年、「足軽塾大砲顛末」で第19回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞を受賞。 2015年、「強力ごうりき侍 ―近江伝―」で第2回富士見新時代小説大賞...