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「吉良忠臣蔵」時代小説も凄かった、森村誠一さん死去

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吉良忠臣蔵 (上)『人間の証明』や『新幹線殺人事件』などベストセラーで知られる作家の森村誠一さんが2023年7月24日、肺炎のため死去されました。90歳でした。

森村さんは、埼玉県熊谷市出身で、青山学院大学文学部卒業。
ホテルマンを経て、1969年、『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞を受賞。1973年、『腐蝕の構造』で第26回日本推理作家協会賞を受賞し、ベストセラー作家となります。

この二十年くらいは、時代小説を精力的に執筆していました。
吉良側の視点から描いた『吉良忠臣蔵』や第45回吉川英治文学賞を受賞した『悪道』など、社会派作家らしい鋭い視点で江戸時代を描いています。

個人的には、「非道人別帳」も好きな時代シリーズでした。
時代小説の面でも功績が大きな作家のひとりでした。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

■Amazon.co.jp
『吉良忠臣蔵 (上)』(森村誠一・角川文庫)
『悪道』Kindle版(森村誠一・講談社文庫)

『悪の狩人 非道人別帳(一)』(森村誠一・文春文庫)

森村誠一|時代小説ガイド
森村誠一|もりむらせいいち|作家 1933年1月 - 2023年7月。 埼玉県熊谷市出身。青山学院大学文学部卒業。 1969年、『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞。 1973年、『腐蝕の構造』で第26回日本推理作家協会賞。 1974年、『...