6月17日(土)の東京新聞朝刊(中日新聞は6月18日)の読書面の「推し時代小説」のコーナーで、、時代小説サイト運営者の肩書で、「推し」の時代小説を一冊紹介させていただきました。
「推し時代小説」は、旬のおすすめの作品を、文芸ジャーナリストの内藤麻里子さん、文芸評論家の細谷正充さんとで持ち回りで、紹介していくコーナーです。
4週間に1回の月1冊ペースですが、お気に入りの時代小説を紹介できることに喜びを感じています。
今回、取り上げたのは、砂原浩太朗さんの『藩邸差配役日日控』(文藝春秋)です。
主人公は江戸藩邸差配役で、藩邸の管理から、殿の身辺、厨のことまで目を配る、“何でも屋”で、現代で例えれば、会社の総務部長といったところでしょうか。
家老派と留守居役派に二分される藩内の争いを交えて、差配役・里村五郎兵衛の活躍を描いた連作小説です。
江戸藩邸の“何でも屋”の痛快な日々を描く連作小説集
『藩邸差配役日日控』|砂原浩太朗|文藝春秋 砂原浩太朗さんの時代小説、『藩邸差配役日日控』(文藝春秋)紹介します。 著者は、神山藩を舞台にした武家小説『高瀬庄左衛門御留書』や『黛家の兄弟』で、時代小説ファンを虜にし、相次いで文学賞を受賞し、...
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『藩邸差配役日日控』(砂原浩太朗・文藝春秋)
砂原浩太朗|時代小説ガイド
砂原浩太朗|すなはらこうたろう|時代小説・作家 1969年生まれ。兵庫県神戸市出身。早稲田大学第一文学部卒業。 出版社勤務を経て、フリーのライター・編集・校正者。 2016年、「いのちがけ」で第2回「決戦!小説大賞」を受賞。 2018年、単...
東京新聞掲載「推し時代小説」バックナンバー
東京新聞(中日新聞)読書欄「推し時代小説」コーナーの紹介 東京新聞・土曜日(中日新聞は日曜日)の読書欄「推し時代小説」のコーナーを、細谷正充さん、内藤麻理子さんらと順番に担当しています。