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書評家北上次郎(目黒考二)さん、肺がんのため死去、76歳

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新刊めったくたガイド大全「本の雑誌」のウェブサイトで、「本の雑誌」創刊者で同社前社長の目黒考二さんのご逝去のお知らせが掲載されていました。
2023年1月19日、肺がんのため死去されました。享年76歳。

読書好きにとっては、目黒考二の本名よりも、北上次郎のペンネームによる書評や文庫解説のほうがなじみ深いかもしれません。
冒険小説、ハードボイルドミステリー、時代小説などエンターテインメント書評の第一人者です。

【訃報】目黒考二 逝去のお知らせ - 本の雑誌特派員|WEB本の雑誌
「本の雑誌」創刊者で弊社前社長の目黒考二(めぐろこうじ)が、2023年1月19日10時、肺がんのため永眠しました。享年76歳。みなさまには生...

北上さんは、若き日にもっとも大きな影響を受けた書評家のひとりです。
読書家魂をくすぐるような愛のある評価に魅せられて本を手に取ったり、文末の解説で作品の面白さを反芻して、よりその作品が好きになったり。

荒山徹さんの『高麗秘帖』や海道龍一朗さんの『真剣 新陰流を創った男、上泉伊勢守信綱』と出合えたのも北上さんの解説のおかげでした。

『真剣』はあとがき、解説まで会心作
『真剣 新陰流を創った男、上泉伊勢守信綱』を読了する。ほとんどが通勤時間を利用しての読書だったために、少しずつ咀嚼するようにゆっくりと時間をかけて読んだ。そのせいもあり、毎日ワクワクしながら物語の展開を楽しめた。 新陰流の流祖で剣聖と呼ばれ...

「本の雑誌」の名物コーナー「新刊めったくたガイド」をまとめた書評集『新刊めったくたガイド大全』をKindleで読んだら、作品も文体も懐かしくて胸がジーンと熱くなりました。

謹んで哀悼の意を表します。

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『新刊めったくたガイド大全』Kindle版(北上次郎・角川文庫)