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「2023年1月の新刊(単行本)」をアップ

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『木挽町のあだ討ち』|永井紗耶子 |新潮社

木挽町のあだ討ち2023年1月1日から1月末日の間に、単行本(ソフトカバー含む)で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2023年1月の新刊(単行本)」を掲載しました。

今月は、新潮社から刊行される、永井紗耶子さんの長編歴史小説、『木挽町のあだ討ち』を紹介します。

疑う隙なんぞありはしない、あれは立派な仇討ちでしたよ。
語り草となった大事件、その真相は――。

ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。父親を殺めた下男を斬り、その血まみれの首を高くかかげた快挙はたくさんの人々から賞賛された。二年の後、菊之助の縁者だというひとりの侍が仇討ちの顛末を知りたいと、芝居小屋を訪れるが――。

(『木挽町のあだ討ち』Amazon内容紹介より)

本書では、木戸芸者、殺陣師、衣装係、小道具、筋書など、仇討ちの現場に居合わせた人々が自身の来し方を織り交ぜながら語る「木挽町の仇討ち」の顛末。やがて、仇討ちの真相が明らかになっていきます。。

著者は、2020年に『商う狼 江戸商人 杉本茂十郎』で第3回細谷正充賞、第10回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞し、2021年には同作で第40回新田次郎文学賞を受賞して三冠を獲得し、2022年『女人入眼』で第167回直木三十五賞候補となりました。

また、2023年1月から、「産経新聞」朝刊で、江戸時代の絵師で戯作者の栗杖亭鬼卵(りつじょうていきらん)を主人公にした連載小説「きらん風月」をスタートする、今、注目の歴史時代作家のひとりです。

「東西」結んだ江戸の自由人・鬼卵 作家・永井紗耶子さんの小説「きらん風月」1月8日連載開始
直木賞候補となった「女人入眼(にょにんじゅげん)」などの著書がある歴史・時代小説界の新鋭、永井紗耶子さん(45)による新連載小説「きらん風月」が、来年1月8日…
単行本★2023年1月の新刊
単行本★時代小説新刊情報|2023年1月の新刊(1日→末日) 2023年1月1日から1月末日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンク...

■Amazon.co.jp
『木挽町のあだ討ち』(永井紗耶子・新潮社)
『商う狼 江戸商人 杉本茂十郎』(永井紗耶子・新潮文庫)
『女人入眼』(永井紗耶子・中央公論新社)

永井紗耶子|時代小説ガイド
永井紗耶子|ながいさやこ|時代小説・作家 1977年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。 新聞記者を経て、フリーランスライターとして活躍。 2010年、「恋の手本となりにけり」(2014年、文庫刊行時に『恋の手本となりにけり』と改題)...