『楡の墓』|浮穴みみ|双葉文庫
2022年12月11日から12月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2022年12月中旬の新刊(文庫)」を掲載しました
著者は、2018年に『鳳凰の船』で、第7回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。
本書は、『鳳凰の船』に続く、北海道開拓の歴史をテーマにした三部作の一つです。この後、2021年に第3弾の『小さい予言者』を発表しています。
歴史時代作家クラブ賞受賞作『鳳凰の船』につぐ、開拓期の北海道を舞台に描く短編集。
札幌開墾を主導する大友亀太郎と、従事する青年の行く末/表題作。『時代小説 ザ・ベスト2020』(日本文藝家協会編)に収録された傑作「貸し女房始末」。
開拓長官・黒田清隆と札幌農学校初代教頭・クラーク博士が船上で繰り広げる教育論争「七月のトリリウム」。全五編。(『楡の墓』(双葉文庫)Amazonの内容紹介より)
前作『鳳凰の船』では箱館を舞台にしていたのに対して、本書では札幌の町の開拓の歴史が表題作の「楡の墓」をはじめとした5つの短編で綴られていきます。
時系列に配された、登場人物も異なる短編を通して、さまざまな角度から札幌の町が形作られていく様子とそこに生きる人たちの営みが活写されています。
文庫化を機に、読み直したい素敵な時代小説です。
文庫●2022年12月中旬の新刊
時代小説●文庫新刊情報|2022年12月中旬の新刊(11日→20日) 2022年12月11日から12月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張ってい...
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『鳳凰の船』(浮穴みみ・双葉文庫)
『楡の墓』(浮穴みみ・双葉文庫)
『小さい予言者』(浮穴みみ・双葉社)
浮穴みみ|時代小説リスト
浮穴みみ|うきあなみみ|時代小説・作家 1968年、北海道生まれ。千葉大学仏文科卒業。 2008年、「寿限無 幼童手跡指南・吉井数馬」で第30回小説推理新人賞受賞、2009年、受賞作を収録した『吉井堂謎解き暦 姫の竹、月の草』でデビュー。 ...