『風神雷神 Juppiter, Aeolus 上・下』|原田マハ|PHP文芸文庫
2022年11月21日から11月30日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2022年11月下旬の新刊(文庫)」を掲載しました
今回は、PHP文芸文庫の新刊に注目。原田マハさんの長編歴史ミステリー、『風神雷神 Juppiter, Aeolus(ユピテル アイオロス) 上・下』を取り上げてみました。
京都国立博物館研究員の望月彩のもとに、レイモンド・ウォンと名乗るマカオ博物館の学芸員が現れた。彼に導かれ、マカオを訪れた彩が目にしたものは、「風神雷神」が描かれた西洋絵画と、天正遣欧少年使節の一員・原マルティノの署名が残る古文書、そしてそこに記された「俵…屋…宗…達」の四文字だった――。
天才絵師・宗達の名画〈風神雷神図屏風〉を軸に描く冒険譚。(『風神雷神 Juppiter, Aeolus 上』(PHP文芸文庫)Amazonの内容紹介より)
戦国から江戸初期に活躍した俵屋宗達は謎の多い絵師。
海外に題材を取ることが多い著者は、宗達の代表作〈風神雷神図屏風〉を巡る歴史ミステリーに挑みました。
若き日の宗達は、織田信長の命を受け、天正遣欧少年使節とローマへと出立しました。苦難の末にヨーロッパに着いた彼らは、現地の人々に歓迎され、ローマ教皇との謁見を果たし、そして一人の天才絵師と出会いました。
文庫化を機に、壮大で数奇な歴史ロマンに胸を躍らせた、単行本刊行時の感動が再び押し寄せてきそうです。
天正遣欧使節の冒険と、俵屋宗達とカラヴァッジョの奇跡
『風神雷神 Juppiter, Aeolus』上・下|原田マハ・著原田マハさんの長編小説、『風神雷神 Juppiter, Aeolus(ユピテル・アイオロス)』上・下(PHP研究所)を紹介します。本書は、生没年不詳で江戸初期に活躍し、琳派の...
文庫●2022年11月下旬の新刊
時代小説●文庫新刊情報|2022年11月下旬の新刊(21日→月末)2022年11月21日から11月末日の間に文庫で出る時代小説の新刊情報です。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。→新刊情報リス...
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『風神雷神 Juppiter, Aeolus 上』(原田マハ・PHP文芸文庫)
『風神雷神 Juppiter, Aeolus 下』(原田マハ・PHP文芸文庫)
原田マハ|時代小説リスト
原田マハ|はらだまは|作家1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部日本文学科、早稲田大学第二文学部美術史科卒業。美術館勤務を経て、フリーのキュレーター、ライターとして活躍。2012年、『楽園のカンヴァス』で第25回山本周五郎賞受賞。201...