『身もこがれつつ 小倉山の百人一首』|周防柳|中央公論新社
11月6日(日)、第28回中山義秀文学賞(主催:中山義秀顕彰会、共催:白河市および中山義秀記念文学館)の公開選考会が白河文化交流館コミネス(福島県白河市)で開催され、注目の文学賞には、周防柳さんの『身もこがれつつ 小倉山の百人一首』が選ばれました。
受賞、おめでとうございます!
公開選考会は、作家の澤田瞳子さん、伊東潤さん、西條奈加さん、文芸評論家の細谷正充さんが選考委員をつとめて、観衆の見守る中で選考が行われました。
周防さんの作品のほか、砂原浩太朗さんの『黛家の兄弟』(講談社)、幡大介さんの『シャムのサムライ 山田長政』(実業之日本社)という、描かれている時代も作風もテーマも異なる3作品が最終候補となっていました。
『身もこがれつつ 小倉山の百人一首』は、新古今和歌集の選者を務めた藤原定家を主人公に描いた歴史時代小説です。
今年、大河ドラマで話題となった鎌倉時代を舞台に、後鳥羽上皇や三代将軍源実朝も登場し、承久の乱前後を描いています。
出典:
●周防さん中山義秀文学賞 「身もこがれつつ 小倉山の百人一首」|福島民友新聞より
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『身もこがれつつ 小倉山の百人一首』(周防柳・中央公論新社)
『黛家の兄弟』(砂原浩太朗・講談社)
『シャムのサムライ 山田長政』(幡大介・実業之日本社)
周防柳|時代小説ガイド
周防柳|すおうやなぎ|作家 1964年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業して、編集者・ライターに。 2013年、「八月の青い蝶」(「翅と虫ピン」改題)で第26回小説すばる新人賞、2015年、同作で第5回広島本大賞を受賞 2022年、『...