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【ご恵贈】井戸正善さん『あしでまとい 御城下の秘技』

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『あしでまとい 御城下の秘技』|井戸正善|アルファポリス文庫

あしでまとい 御城下の秘技井戸正善(いどまさよし)さんの長編時代小説、『あしでまとい 御城下の秘技』(アルファポリス文庫)をご恵贈いただきました。

本書は、2021年、アルファポリス第7回歴史・時代小説大賞大賞を受賞した「あしでまとい」を改題した作品です。

床に臥せる隠居武士、空閑政頼のもとに旧友が大金を手に老中藤岡伊織の暗殺を依頼しにきた。最初は断ろうとした政頼だったが、空閑家を継いだ義息子の陽一郎がその暗殺対象である藤岡の護衛に抜擢されたと聞き、考えが変わる。
陽一郎に遺す金を手に入れるために暗殺の依頼を成功させ、さらには護衛の陽一郎に手柄を立たせる。そんな無理難題をやり遂げるための策を講じた政頼は、陽一郎に自身が受け継いだ秘技『無明』を伝授することに決める。
――刃が自分に向くと覚悟して。

(『あしでまとい 御城下の秘技』カバー裏面の説明文より)

時代は文化年間のはじめ、九州の鵜嘉藩(うかはん。架空の藩)が舞台。
主人公の空閑政頼(くがまさより)は隠居の身で、亡き娘の夫で鵜嘉藩士の陽一郎と二人暮らしをしていました。
ある日、病の床にいる政頼のもとに、若き日に同じ剣術道場で汗を流した同門の男・鹿嶋弥太郎が訪ねてきて、ある依頼をしました……。

老境で病身の身の剣客が、草臥れた体を奮起させて再び刀を手に取り、一世一代の大勝負に挑む、そんな剣豪小説の真髄が味わえる設定にワクワクします。
痛快時代小説でおなじみの、浅野隆広さんの表紙装画にもそそられ、期待感大です。

↓ 読了後の感想はこちら

床に伏す老武士が義息に秘技を伝授。今、読みたい剣豪小説
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あしでまとい 御城下の秘技

井戸正善
アルファポリス・アルファポリス文庫
2022年10月30日初版発行
発売:星雲社

Illustration:浅野隆広
Design Work:AFTERGLOW

●目次
一、あしでまとい
二、剣友
三、昔馴染み
四、斬り合い
五、無明承伝
六、老中襲撃
終、仕儀相成り

本文331ページ

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『あしでまとい 御城下の秘技』(井戸正善・アルファポリス文庫)

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