画家の村上豊さんが、7月22日に病気のため死去されました。86歳でした。
村上さんは、11936年、静岡県三島市生まれ。
1960年に、司馬遼太郎さんの連載小説「風の武士」で挿絵デビュー。
以後、多くの小説家の雑誌・新聞の連載の挿絵や、絵本の原画・書籍の装幀を数多く手掛けてこられました。1962年には「小説現代」の創刊号から2018年10月号まで、表紙の挿絵を50年以上にわたり担当されました。
2年前に講談社野間記念館で見た、村上豊展が思い出されます。
講談社野間記念館で、挿絵の巨匠・村上豊展を見る
先週末、文京区関口にある講談社野間記念館を訪れました。 講談社創業90周年を記念して、2000年に設立された野間記念館では、初代社長野間清治氏の収集した横山大観ら近代本画家の作品群、講談社の前身時代からの出版文化資料、時代小説の挿絵で活躍さ...
村上豊さんで思い出される表紙装画ベスト3
1位 夢枕獏さんの『陰陽師』(文春文庫)
2位 宮部みゆきさんの『ぼんくら』(講談社文庫)
3位 藤沢周平さんの『たそがれ清兵衛』(新潮文庫)
池波正太郎さんの『谷中・首ふり坂』や佐藤雅美さんの「物書同心居眠り紋蔵」シリーズも忘れられません。
謹んで故人のご冥福をお祈りします。
出典:Yahoo!ニュース(7/25(月) 14:25配信)
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『陰陽師』(夢枕獏・文春文庫)
『ぼんくら(上)』(宮部みゆき・講談社文庫)
『たそがれ清兵衛』(藤沢周平・新潮文庫)