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「2022年6月中旬の新刊(文庫)」をアップ

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『妙麟』|赤神諒|光文社文庫

妙麟2022年6月11日から6月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2022年6月中旬の新刊(文庫)」を掲載しました

今回は、光文社文庫から刊行される、赤神諒さんの長編歴史時代小説、『妙麟』を取り上げてみました。

戦国末期、島津軍の猛攻により滅亡寸前の大友家。敵の大軍勢が迫るなか、居城の留守を預かる吉岡妙林尼は女子供、年寄りと共に、寡兵での籠城を決断、徹底抗戦の道を選ぶ。それは武家の嫁としての誇りと、恋人と夫の命を奪った敵への復讐のためだった――。
奇跡の鶴崎城攻防戦で島津軍を十六度撃退したと伝わる〈九州のジャンヌ・ダルク〉の波乱の生涯を描く。

(『妙麟』(光文社文庫)Amazonの内容紹介より)

デビュー作の『大友二階崩れ』から始まる戦国大友家を舞台に描く、一連の歴史時代小説「大友サーガ」の一冊です。
それぞれが独立した作品であり、どこからでも読めるわけですが、読み進めるほどに大友家への愛が深まっていきます。

本書の主人公は、大友家家臣、吉岡鑑興の妻で、夫・鎮興が耳川の戦いで戦死すると、菩提を弔うために出家し、妙林尼と称したと伝わっています。

九州のジャンヌ・ダルクというキャッチフレーズに惹かれます。

文庫●2022年6月中旬の新刊
時代小説●文庫新刊情報|2022年6月中旬の新刊(11日→20日)2022年6月11日から6月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。→...

■Amazon.co.jp
『妙麟』(赤神諒・光文社文庫)
『大友二階崩れ』(赤神諒・講談社文庫)

赤神諒|時代小説ガイド
赤神諒|あかがみりょう(赤神諒)|時代小説・作家1972年京都市生まれ。同志社大学文学部卒。法学博士、上智大学法科大学院教授。弁護士。2017年、「丹生島城の聖将」(単行本時のタイトル『大友の聖将(ヘラクレス)』)で第12回小説現代長編新人...