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「2022年5月の新刊(単行本)」をアップ

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『戴天』|千葉ともこ|文藝春秋

戴天2022年5月1日から5月末日の間に、単行本(ソフトカバー含む)で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2022年5月の新刊(単行本)」を掲載しました。

今月は、文藝春秋から刊行される、千葉ともこさんの『戴天(たいてん)』を紹介します。

著者は、2020年、『震雷の人』で第27回松本清張賞を受賞して作家デビューしました。
受賞作は、中国唐を舞台に、安禄山の乱によって翻弄される運命に抗って戦った兄妹を描いた長編歴史時代小説です。

唐・玄宗皇帝の時代。皇帝は政治を疎かにし、宮廷では佞臣が暗躍していた。身体を欠損し失意のうちに従軍した崔子龍は、権勢を振るう宦官・辺令誠の非道に憤り、天童と謳われた真智は、義父の遺志を継いで皇帝を糺そうとしていた。そこへ、安禄山挙兵の報が届く。彼らの闘いは、この国をどこへ導くのか――。
大注目の清張賞作家が描く、胸を熱くする圧巻の中国歴史長編

(『戴天』Amazon内容紹介より)

前作に続き、玄宗皇帝の治世、安禄山の乱が舞台となります。
乱世に義や志を抱いて戦う主人公たちが、いかに戦いいかに生きるのか興味津々。
新松本清張賞作家による、新しい中国歴史エンタメ小説に期待感MAXです。

国語辞書によると、「戴天」とは、天をいただくこと。この世に生きてあることの意。揃わない、一緒にいることができない意味の「不倶(ふぐ)」と組み合わせて「不倶戴天」として使われることが多いです。

なお、『震雷の人』は、2022年6月7日ごろに文春文庫版が刊行されます。

単行本★2022年5月の新刊
単行本★時代小説新刊情報|2022年5月の新刊(1日→末日) 2022年5月1日から5月末日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンク...

■Amazon.co.jp
『戴天』(千葉ともこ・文藝春秋)
『震雷の人』(千葉ともこ・文春文庫)

千葉ともこ|時代小説ガイド
千葉ともこ|ちばともこ|時代小説・作家 1979年、茨城県生まれ。筑波大学日本語・日本文化学類卒業。 2020年、『震雷の人』で、第27回松本清張賞を受賞しデビュー。 2022年、『戴天』で、第11回日本歴史時代作家協会賞新人賞受賞。 時代...