『鬼憑き十兵衛』|大塚已愛|新潮文庫
2021年11月21日から11月30日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2021年11月下旬の新刊(文庫)」を掲載しました
今回は、大塚已愛(おおつか・いちか)さんの、伝奇時代小説、『鬼憑き十兵衛』(新潮文庫)を取り上げてみました。
寛永十二年、熊本藩主・細川忠利の剣術指南役を務める松山主水大吉が暗殺された。主水の隠し子・十兵衛は父を襲った十五人の刺客を続けざまに斬り裂く。二階堂平法秘伝の技〈心の一方〉によって。僧形の鬼・大悲を連れ、父の暗殺を企てた者への復讐を誓う十兵衛。だが、金色の髪に深い海のような瞳をもつ少女と出会い……。時代伝奇小説の新たな傑作! 日本ファンタジーノベル大賞2018受賞作。
(『鬼憑き十兵衛 (新潮文庫)』Amazonの内容紹介より)
著者は、2018年、『鬼憑き十兵衛』(「勿怪の憑」改題)で「日本ファンタジーノベル大賞2018」を受賞し、また2019年、に『ネガレアリテの悪魔 贋者たちの輪舞曲』(「夜は裏返って地獄に片足」を改題)で、「第4回角川文庫キャラクター小説大賞」を受賞した、新進気鋭のファンタジー小説の書き手です。
松山主水大吉は、二階堂平法の道統者であり、すくみの秘術「心の一方」の使い手として知られる江戸初期の武芸者。伝奇小説では、おなじみの人物のひとり。
新感覚の和製ファンタジーにワクワク感が高まっています。
文庫●2021年11月下旬の新刊
時代小説●文庫新刊情報|2021年11月下旬の新刊(21日→月末)2021年11月21日から11月末日の間に文庫で出る時代小説の新刊情報です。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。→新刊情報リス...
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『鬼憑き十兵衛』(大塚已愛・新潮文庫)
『ネガレアリテの悪魔 贋者たちの輪舞曲』(大塚已愛・角川文庫)
大塚已愛|時代小説ガイド
大塚已愛|おおつかいちか|作家静岡県出身。2018年、『鬼憑き十兵衛』(「勿怪の憑」改題)で「日本ファンタジーノベル大賞2018」を受賞。2019年、に『ネガレアリテの悪魔 贋者たちの輪舞曲』(「夜は裏返って地獄に片足」を改題)で、「第4回...