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「2020年8月下旬の新刊(文庫)」をアップ

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『襲大鳳(上) 羽州ぼろ鳶組』|祥伝社文庫

襲大鳳(上) 羽州ぼろ鳶組2020年8月21日から8月31日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年8月下旬の新刊(文庫)」を掲載しました。

今回は、今村翔吾さんの『襲大鳳(上) 羽州ぼろ鳶組』(祥伝社文庫)を取り上げます。江戸火消の活躍を描く「羽州ぼろ鳶組」シリーズの第11作。上巻のみの先行発売となります。

大気を打ち震わす轟音が、徳川御三家尾張藩屋敷に響く。駆け付けた新人火消の慎太郎が見たのは、天を焼く火柱。家屋が爆ぜたと聞き、慎太郎は残された者を救わんと紅く舞い踊る炎に飛び込んだ――。新庄藩火消頭松永源吾は、尾張藩を襲った爆発を知り、父を喪った大火を思い出して屈託を抱く。その予感は的中。源吾の前に現われたのは、18年前の悪夢と炎の嵐だった。

(『襲大鳳(上) 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)』Amazonの内容紹介より)

内容紹介を読むと、若き日の松永源吾と、その父で飯田町定火消頭を務める松永重内の活躍が描かれた、エピソード0(ゼロ)ともいうべき、前作『黄金雛 羽州ぼろ鳶組 零』が、本書にとって大きな意味を持ってくるように思われます。

タイトル『襲大鳳』には、「かさねおおとり」とルビが振られていました。どういう意味が込められているのでしょうか?

北村さゆりさんの表紙装画による作品の世界観とあいまって、早く手にして読みたいという衝動に駆られています。

文庫●2020年8月下旬の新刊
時代小説●文庫新刊情報|2020年8月下旬の新刊(21日→月末)2020年8月21日から8月31日の間に文庫で出る時代小説の新刊情報です。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。→新刊情報リストを...

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『襲大鳳(上) 羽州ぼろ鳶組』(今村翔吾・祥伝社文庫)
『黄金雛 羽州ぼろ鳶組 零』(今村翔吾・祥伝社文庫)

今村翔吾|時代小説ガイド
今村翔吾|いまむらしょうご|時代小説・作家1984年京都府生まれ。ダンスインストラクター、作曲家、埋蔵文化財調査員を経て、作家に。2016年、「蹴れ、彦五郎」で第19回伊豆文学賞最優秀賞受賞。2016年、「狐の城」で第23回九州さが大衆文学...