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「2020年2月中旬の新刊(文庫)」をアップ

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あきない世傳 金と銀(八) 瀑布篇2020年2月11日から2月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年2月中旬の新刊(文庫)」を掲載しました。

今回は、時代小説文庫・ハルキ文庫から刊行される、高田郁さんの『あきない世傳 金と銀(八) 瀑布篇』を紹介します。

大坂天満の呉服商「五鈴屋(いすずや)」の七代目店主となって、念願の江戸店を出した幸。
ものの考え方も、着物に対する好みも大坂とはまるで異なる江戸で、「買うての幸い、売っての幸せ」を実現を目指す、人気シリーズの第八作です。

遠目には無地、近づけば小さな紋様が浮かび上がる「小紋染め」。裃に用いられ、武士のものとされてきた小紋染めを、何とかして町人のものにしたい──そう願い、幸たちは町人向けの小紋染めを手掛けるようになった。思いは通じ、江戸っ子たちの支持を集めて、五鈴屋は順調に商いを育てていく。
だが「禍福は糾える縄の如し」、思いがけない禍が江戸の街を、そして幸たちを襲う。足掛け三年の「女名前」の猶予期限が迫る中、五鈴屋の主従は、この難局をどう乗り越えるのか。話題沸騰の大人気シリーズ第八弾!!
(Amazon内容紹介より)

このシリーズでは、毎回、幸の商才に目を奪われます。今回は、「小紋染め」をめぐるストーリーが楽しみです。

大坂の商慣習で、足掛け三年とされていた「女名前」の猶予期限も迫る中、五鈴屋と幸は、どのように難局を乗り越えていくのかも気になります。

読んで、仕事に立ち向かう元気をもらいたいと思います。

→2020年2月中旬の新刊(文庫)

■Amazon.co.jp
『あきない世傳 金と銀(八) 瀑布篇』(高田郁・時代小説文庫・ハルキ文庫)(第8作)
『あきない世傳 金と銀 源流篇』(高田郁・時代小説文庫・ハルキ文庫)(第1作)

高田郁(髙田郁)|時代小説ガイド
高田郁|たかだかおる(髙田郁)|時代小説・作家 兵庫県宝塚市生まれ。中央大学法学部卒。 漫画原作者を経て、2008年、『出世花』で小説家としてデビュー。 2013年、『銀二貫』で第1回大阪ほんま本大賞を受賞。 2022年、『ふるさと銀河線―...