2019年10月21日から10月31日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2019年10月の新刊 下」を掲載しました。
今回は、角川文庫から刊行される、千野隆司(ちのたかし)さんの文庫書き下ろし時代小説『新・入り婿侍商い帖』を紹介します。
「入り婿侍商い帖」は、旗本次男が武士を捨て婿入りし、米屋若旦那として家業を立て直して奮闘していく『入り婿侍商い帖(一)』からスタートし、家族の絆を描いていく、痛快人情シリーズです。
十月。切米の季節で、蔵前は行きかう人でにぎわっている。しかし、羽黒屋の切米が何者かによって奪われてしまった! 五月女家の家督を継いだ善太郎は、羽前屋のお稲の妊娠を知る。二人が選んだ結末は……。
(Amazonの内容紹介より)
「入り婿侍商い帖」全3巻の後は、「関宿御用達」「出仕秘命」「大目付御用」「凶作年の騒乱」と各3巻ずつ刊行されて、「新」シリーズに突入した大河時代小説です。子供たちの世代に光を当てた「外伝 青葉の季節」もあります。
続けて読んでいくのはもちろん、本巻から読み始めても違和感なく楽しめます。
作品の世界をもっと楽しめるよう、シリーズの登場人物をまとめてみたいと思います。
■Amazon.co.jp
『新・入り婿侍商い帖』(千野隆司・角川文庫)
『入り婿侍商い帖(一)』(千野隆司・角川文庫)
『入り婿侍商い帖 外伝 青葉の季節』(千野隆司・角川文庫)