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「2019年6月の新刊 中」をアップ

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天生の狐2019年6月11日から6月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2019年6月の新刊 中」を掲載しました。

今回はディスカヴァー文庫から刊行される、志坂圭(しざかけい)さんの『天生の狐(あもうのきつね)』をとり上げます。本作は、文庫書き下ろし時代小説です。

手練手管を駆使して吉原の人気花魁となった少女の数奇な人生を描いた『滔々と紅(とうとうとべに)』で、第一回本のサナギ賞大賞を受賞した著者の待望の新作。

舞台は江戸時代の天生(現在の岐阜県飛騨市)。
主人公は、医者の助手として、山で薬草を採って暮らす十七歳の少女、紺。
紺は元武家の娘だが、幼い頃に両親が殺され、医者の宋哲に育てられてきた。
宋哲の裏の顔は幕府に使える地方の忍「草」であり、紺もまた忍びの技を仕込まれて育つ。
ある日、街へ降りた紺は、どこか見覚えのある顔をしたひとりの武士を見かける、その武士こそが、凄腕の剣士であり、両親の仇である男「津田」であった。
それを知ったことにより、「仇討など馬鹿らしい」と思い生きてきた紺に初めて熱い気持ちが湧きおこる。
「忍」として育てられた少女は、はたして両親の敵を討てるのか?

(Amazonの内容紹介より)

飛騨の山で育った少女・紺に、いかなる運命が待ち構えているのか? 瑞々しい筆致で、エンターテインメント性豊かな作品を心待ちにしています。

→2019年6月の新刊 中

■Amazon.co.jp
『天生の狐』(志坂圭・ディスカヴァー文庫)
『滔々と紅』(志坂圭・ディスカヴァー文庫)