『文蔵 2019.6』(PHP研究所・PHP文芸文庫)の特集は、青春、ミステリーからファンタジー、グルメまで そうだ 京都本、読もう です。
京都は人口147万人を超える大都市でありながら、観光地、学生街であり、歴史と伝統が息づく街でもあります。この街を舞台にした数多くの小説が描かれています。
今月号の特集は、フリーランスライター・エディターの樺山美夏さんが、純愛、風物、グルメ、人間の業、史実の5つのテーマで古都の物語の魅力が詰まったブックガイドをします。
時代小説では、澤田瞳子(さわだとうこ)さんの『若冲(じゃくちゅう)』が紹介されれていました。江戸時代中期に、京都で活躍した絵師・伊藤若冲の生涯を描いた時代小説です。
また、宮部みゆきさんの「きたきた捕物帖」、西條奈加さんの「六つの村を越えて髭をなびかせる者」、山本一力さんの「献残屋佐吉御用帖」、宮本昌孝さんの「天離り果つる国」の時代小説の連載も読みごたえがあります。
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『文蔵 2019.6』(PHP文芸文庫)