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帝国ホテルライト館建設をめぐる、熱き人々の物語

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帝国ホテル建築物語植松三十里(うえまつみどり)さんの長編小説、『帝国ホテル建築物語』(PHP研究所)を入手しました。

本書は、世界的建築家、フランク・ロイド・ライトが設計し、大正時代を代表する建築物帝国ホテル2代目本館(通称「ライト館」)の完成までの十年に及ぶ道のりを描いた、歴史小説です。

1923年(大正12年)に完成した帝国ホテル2代目本館、通称「ライト館」。「東洋の宝石」と称えられたこの建物を手掛けたのは、20世紀を代表する米国人建築家、フランク・ロイド・ライトだった。世界へと開かれた日本において、迎賓館の役割を果たしていた帝国ホテル。そのさらなる進歩を目指す大倉喜八郎と渋沢栄一が、明治末期、アメリカで古美術商として働いていた林愛作を帝国ホテル支配人として招聘したことから、このプロジェクトは始まった。しかし、ライト館完成までの道のりは、想像を絶する困難なものだった―。ライト館の建築に懸けた男たちの熱い闘いを描いた、著者渾身の長編小説。
(Amazonの紹介文より)

著者の植松さんは、これまで歴史上に確かな足跡を残しながらも、埋もれた人物に光を当てて、大人が読みごたえのある歴史時代小説を数多く発表されてきました。

今回、光を当てているのは一人の人物ではなく、ライトをはじめ、帝国ホテル建築に携わった多くの人たちです。そして、建築物そのものです。

プロローグでは、昭和42年(1967)11月、この建築物が愛知県にある明治村に移築されるということが決まった逸話が描かれています。

以前に、明治村に復元された「帝国ホテル中央玄関」を観光したときの記憶がよみがえってきました。
帝国ホテル中央玄関(博物館明治村)

■Amazon.co.jp
『帝国ホテル建築物語』(植松三十里・PHP研究所)