2019年5月1日から5月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2019年5月の新刊 上」を掲載しました。
今回は文春文庫から刊行される、箕輪諒(みのわりょう)さんの戦国時代小説、『くせものの譜』に注目しています。
著者は、丹羽家の御家再興を描いた『うつろ屋軍師』で第19回歴史群像大賞に入賞し作家デビューし、その後も阿波・蜂須賀家の二代目家政を描いた『殿さま狸』など、新感覚で痛快な戦国時代小説を次々と発表している新進気鋭の作家です。
武田の家臣であった御宿勘兵衛は、仕える武将が皆滅ぶ。曰く依田信蕃、佐々成政、北条氏政、結城秀康、最後に仕えしは豊臣秀頼!
(Amazonの紹介文より)
本書は、仕えた主家が次々と滅びるために「厄神」と呼ばれた武将・御宿勘兵衛(みしゅくかんべえ)を主人公に、武田家滅亡から大坂夏の陣まで、戦とともに生きた勘兵衛の半生を描いた歴史時代小説です。
■Amazon.co.jp
『くせものの譜』(箕輪諒・文春文庫)