捕物出版からオンデマンド本として刊行された『捕物小説 第2集』を入手しました。
本書は、大衆文芸雑誌をイメージした装幀で、昭和を代表する捕物小説の名手によるアンソロジーの第2弾です。
半七、銭形平次をはじめ、遠山の金さん、若さま侍、新五まで、捕物名人11人が大集合した、懐かしくも楽しい捕物小説傑作集です。
捕物小説の季刊アンソロジー、第2集。
半七、銭形平次、遠山の金さん、若さま侍、黒門町の伝七など捕物小説のスーパーヒーローが大活躍。
第2集では半七捕物帳「三つの声」、銭形平次捕物控「弱い浪人」、遠山の金さん「小梅の猫屋敷」、若さま侍捕物手帖「花見囃し」、七之助捕物帳「十手黒星」、黒門町伝七捕物帳「生埋めにされた女」、八丁堀同心加田三七「おぼろ月」、夢裡庵先生捕物帳「びいどろの筆」、風車の浜吉・捕物綴「花かんざしの女」、はやぶさ新八御用帳「江戸の狼」、新五捕物帳「蛇を刺す蛙」の11編を収録。
(Amazon内容紹介より)
「黒門町伝七捕物帳」は、捕物作家クラブ参加の多数の作家による合同企画「黒門町の傳七捕物帳」として、京都新聞に1951年(昭和26年)3月11日から1960年(昭和35年)10月16日の9年7か月の長期間にわたり、毎週1回連載されていた『黒門町の傳七捕物帳』が初出。後年、執筆者の一人、陣出達朗さんが新作を発表されて、氏の代表作として認知されています。
岡本綺堂さんの半七、納言恭平(なごんきょうへい)さんの七之助、村上元三さんの加田三七、黒門町の伝七と、捕物名人には、「七」の字が名前に付いている人が多いのは偶然でしょうか。
ほかの収録作品では、泡坂妻夫さんの「夢裡庵先生」にも注目しています。
■Amazon.co.jp
『捕物小説 第1集』(捕物出版)
『捕物小説 第2集』(捕物出版)