2019年1月11日から1月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2019年1月の新刊 中」を掲載しました。
今回は、徳間文庫から刊行する、武内涼さんの『謀叛花 妖草師』を取り上げます。
京の下級公家で、人の念が乗り移った異界の妖草駆逐の秘術を使う妖草師の庭田重奈雄の活躍をイマジネーション豊かに描く伝奇小説シリーズの第五弾です。
江戸中期、宝暦の世。西国では豪商が襲われ、一家皆殺しの上、全財産を奪われるという凄惨な事件が連続、ついに京でも凶行が演じられた。異界草と闘う若き妖草師・庭田重奈雄は犯行の手口から妖草を操る一味に辿り着くが、頭目はさらに上の何者かに操られており、遠からず天下がひっくり返る大事が起こるとの言葉を遺す。それは、現将軍実弟・田安宗武と外様の雄・薩摩藩を巻き込んだ江戸壊滅の大陰謀であった……一大スケールで贈るシリーズ最終巻。
(Amzon.co.jp 内容紹介より)
毎回、当時の著名人が登場して物語の興趣を高めていますが、今回は、将軍実弟と外様の雄・薩摩藩を巻き込み、スケールはさらにパワーアップしています。どのような完結を迎えるのか期待が高まります。
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『謀叛花 妖草師』(武内涼・徳間文庫)
『妖草師』(武内涼・徳間文庫)(第1作)