2019年1月1日から1月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2019年1月の新刊 上」を掲載しました。
今回は、文春文庫から刊行する、佐伯泰英さんの『奈緒と磐音 居眠り磐音』を取り上げます。
「居眠り磐音江戸双紙」シリーズは、平成のベストセラー時代小説です。
今では当たり前になった文庫書き下ろし時代小説というジャンルも、このシリーズを含む、佐伯さんの一連の作品によって確立したといっても過言でないほど。
そんな国民的な時代小説シリーズ「居眠り磐音」の誕生前夜までの物語、いわばエピソード1が、新春早々に始まります。
〝居眠り磐音〟が帰ってきた!
全五十一巻で完結した平成最大の人気シリーズが復活。
豊後関前藩中老職の嫡男・坂崎磐音の朋輩に妹の奈緒が生まれたその日(「赤子の指」)。
四歳の奈緒が磐音の嫁になると口にした日の出来事(「梅雨の花菖蒲」)など、本編では描かれなかった5つの物語を収録。
ふたりの幼き日々から悲劇の直前までを描き、万感胸に迫るファン必読の一冊。
(Amzon.co.jp 内容紹介より)
「居眠り磐音」といえば、双葉文庫版の蓬田やすひろさんによる装画のイメージが強いので、見慣れないせいかまだ違和感がありますが、新しいシリーズも楽しみにしています。
なお、本編の「居眠り磐音江戸双紙」も、文春文庫より2019年2月8日に『陽炎ノ辻 居眠り磐音(一) 決定版』が刊行される予定があります。
■Amazon.co.jp
『奈緒と磐音 居眠り磐音』(佐伯泰英・文春文庫)
『陽炎ノ辻 ─ 居眠り磐音江戸双紙 1』(佐伯泰英・双葉文庫)(シリーズ第1作)