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鹿鳴館に、高等師範学校の女生徒たちが躍動する青春小説

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明治乙女物語AmazonのKindle本(電子書籍)で、「文春祭り 全点50%ポイント還元」(2018/11/8まで)が行われていたので、滝沢志郎(たきざわしろう)さんの2017年度松本清張賞受賞作、『明治乙女物語』Kindle版(文藝春秋)を入手しました。

本作は、明治半ばの鹿鳴館時代の高等師範学校女子部を舞台にした時代小説です。
女生徒たちの活躍ぶりにときめきます。
森有礼、伊藤博文、唐人お吉ら、実在の人物の人物も登場するのも興味深いところです。

ときは明治21年。東京・御茶ノ水の高等師範学校女子部(女高師)に通う夏と咲、2人の女学生が主人公です。いまだ男尊女卑の風潮がはびこり、「女が学問なんて」と一部からは白い目で見られつつも、彼女たちは、時に挫折を経験しながらも、溌剌と教育者への道を歩んでいました。そんな彼女たちは、鹿鳴館の舞踏会で踊り手が不足したため、招かれることになります。そこには伊藤博文枢密院議長、森有礼初代文部大臣、各国の大使など、要人が集っており、それは暴徒たちの格好の標的でもありました。彼女たちも生命の危機に晒され、そして――。

■Amazon.co.jp
『明治乙女物語』Kindle版(滝沢志郎・文藝春秋)