2018年10月1日から10月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2018年10月の新刊 上」を掲載しました。
今回は、文春文庫から刊行される、『池波正太郎と七人の作家 蘇える鬼平犯科帳』を楽しみにしています。
池波正太郎が長谷川平蔵を主人にした短篇小説「浅草・御厨河岸」を書いたのは、昭和42(1967)年のこと。オール讀物12月号に掲載されたその短篇は大きな反響を呼び、「鬼平犯科帳」としての連載が始まった。
2017年、「鬼平」誕生から50年。この記念すべき年に、7人の人気作家が長谷川平蔵を登場人物にして、「鬼平」へ新たな命を吹き込んだ競作短篇集。
逢坂剛さん、上田秀人さん、諸田玲子さん、風野真知雄さん、土橋章宏さん、門井慶喜さん、梶よう子さんという人気の時代小説家が、それぞれのスタイルで鬼平(長谷川平蔵)を描く、注目のアンソロジーです。
これらの短篇に加えて、池波正太郎さんの鬼平作品「瓶割り小僧」を収録しています。鬼平の世界が楽しめます。
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『池波正太郎と七人の作家 蘇える鬼平犯科帳』(池波正太郎、逢坂剛、上田秀人、梶よう子、風野真知雄、ほか・文春文庫)