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2018-08

ブックガイド

蓬莱橋雨景 九頭竜覚山 浮世綴(二)

小町娘の身投げの謎から、深川を震撼させた凶盗を追う。 講談社文庫から刊行された、荒崎一海(あらさきかずみ)さんの文庫書き下ろし時代小説、『蓬莱橋雨景 九頭竜覚山 浮世綴(二)』を紹介します。 深川の大店両替屋の娘が蓬莱橋から身を投げた。日本...
市井人情

清洲亭に幽霊が出た!? 芸と人情が満載の落語時代小説第2弾

奥山景布子(おくやまきょうこ)さんの文庫書き下ろし時代小説、『すててこ 寄席品川清洲亭(二)』(集英社文庫)を入手しました。 気のいい大工棟梁・秀八は恋女房のおえいと共に、念願だった寄席を開きます。 幕末の品川に開いた寄席を舞台に、笑いと人...
資料館・美術館

千葉市立郷土博物館で、千葉氏一族の歴史を知る

千葉市の郊外に、立派なお城が建っています。 そう、それが千葉市立郷土博物館です。 JR千葉駅から徒歩で15分くらい(京成バスも近くを走っています)のところにあります。 千葉市立郷土博物館は、昭和42年(1967)に天守閣造りの観光施設千葉市...
武家

権力に媚びず、正義を貫く「武家の鑑」目付の活躍を描く

藤木桂(ふじきかつら)さんの文庫書き下ろし時代小説、『本丸 目付部屋 権威に媚びぬ十人』(二見時代小説文庫)を入手しました。 「風の市兵衛」シリーズをはじめ、幕府の「目付」は時代小説に登場することは珍しくありません。しかし、定員十名の幕府の...
痛快

『迷い熊帰る 長屋道場騒動記(一)』をUP

芝村凉也(しばむらりょうや)さんの文庫書き下ろし時代小説、『迷い熊帰る 長屋道場騒動記(一)』(双葉文庫刊)を、「時代小説SHOW」で紹介しました。 神田弁慶橋近くの老舗菓子舗の裏手に建つ剣術道場の前に旅装の浪人が現れた。男は十年前に武者修...