芝村凉也(しばむらりょうや)さんの文庫書き下ろし時代小説、『迷い熊帰る 長屋道場騒動記(一)』(双葉文庫刊)を、「時代小説SHOW」で紹介しました。
神田弁慶橋近くの老舗菓子舗の裏手に建つ剣術道場の前に旅装の浪人が現れた。男は十年前に武者修行に出た道場主の一人息子間野生馬だと名乗る。
並外れた図体で髭面の外見に旅立つ前の生馬の面影はなく、菓子舗の娘、お君は偽者の疑いをかけて追い出しをはかるが……。
心優しき“迷い熊”こと、間野生馬が大恩ある菓子舗の危難に立ち向かう、痛快人情小説シリーズの始まりです。
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『迷い熊帰る 長屋道場騒動記(一)』(芝村凉也・双葉文庫)